マーケティング

小さな飲食店がウェブサイトを作る意味はあるのか?

飲食業界はタフな業界で、創業から2年以内に50%、7年以内に70%倒産するみたいです。

「競争激化」「人手不足」「長時間労働」で集客のことを考えるヒマもないくらい激務なんじゃないかと思います。

ネットでの集客が成功してる例も目にすることが多いいですが、タイミング良くやってきたウェブの制作会社営業に制作やらマーケティングやらを任せたりしてもあまりうまくいかないと思うので、ポイントと雑感を書いてみます。

ウェブサイトはそもそも必要か?

利益率がそこまで高くなくて、常に資金繰り悩まされる飲食業で予算かけてお店のウェブサイトを作ってどれくらい効果があるのでしょうか?

ウェブサイトだけで集客できたのは昔の話

ウェブサイト単体でネットから集客できたのは2010年くらいまでの印象があります。

それ以前のネットはぐるなびや食べログもまだ今ほどの影響力がなくて、ウェブサイトを公開するだけでほっといても集客できたのですが、2010年以降は色々仕掛けが必要になった印象です。食べログなどのポータルサイトの影響力の方が大きくなってきて、小さな規模のお見せなら費用対効果は圧倒的にポータルサイトサイトの方が高くなったと思います。

小さな飲食店で何十万も予算をかけるのは得策ではないかと思います。

無料で作れるウェブサイト作成サイトもある

Wix.comJimdoなど今だと無料でウェブサイトを作成できるツールもあります。

ブランディングが必要な規模の会社やお店以外ならできるだけお金をかけなくていいと思うので、無料のツールをガンガン利用しましょう。

 

ウェブサイト作るなら

まず地図と電話番号の導線だけ考えましょう

ウェブサイト作るならとりあえず地図と電話番号が一番です。

基本的なことですが、これ本当に大事。

動画が動いたりflashが動いたりjavascriptでごにょごにょ動くサイトは多いのですが、そんなことは二の次でいいです。ほとんどのユーザーは待ち合わせなどの場所確認のためにサイトを閲覧するので、とりあえず地図がすぐ見れることが大事です。

SEOよりもMEOが大事

MEOとはMap Engine Optimizeの略で、キーワード検索の結果表示の上位を狙うSEOに対して地図表示の上位を狙う手法です。

例えば「新宿 居酒屋」などの検索結果で地図に表示されるかどうかで集客力はかなり違います。少なくともGoogle Mapへの登録だけでもやっておきましょう。

地域密着のお店だと地図の最適化はめちゃくちゃ大事です。

細かいメニューは載せなくていい

店頭のメニューをウェブにコピーしてるようなお店があったりするのですがそんな細かいメニュー見ないです。唐揚げが500円だろうが600円だろうがそんな小さなことは気にしないです。唐揚げが500円だから来店しようと思うお客さんはほとんどいないですし、メンテナンスコストが上がるだけです。

なんとなくコースの例とかランチの例とか大体の予算感が伝わるサイトにしたほうがいいです。

 

無料で活用できるSNSの方が集客力がある

小規模の飲食店なら、ウェブサイト単体の集客力よりFacebookやTwitter、Instagramの方が顧客にダイレクトにリーチできるので集客につながりやすいです。

なぜなら小規模の飲食店の場合、顧客は店長の人柄、こだわり、考え方などが来店理由になることが多いからです。

ウェブサイトだと人格が投影しにくいのですが、SNSだと店長発言がダイレクトに発信できるので、積極的にSNSで発信した方がいいです。自社サイトは信頼を担保するおまけくらいだと思ったほうがいいかもです。

地方で立地も最悪なのにSNSの発信だけでガンガン集客してるお店ありますよ。

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