デザイン

プライドを持ってアイディアをパクりましょう

何かをはじめるには、まず他人の作ったものを完璧にコピーするのが良いです。徹底的にコピーしまくってもどうしてもコピーしきれなかったところどうしても自分の色が出てしまったところがオリジナルを生成する素材となるわけです。

んで、その素材の山が引き出しとなるので何かを作ろうと思った時に、スピーディーに作れたり迷わず作れたりするわけです。

そんなわけで、僕は模倣肯定派ですし、やるならできる限り徹底的に、忠実にコピーするだと思ってたりします。

 

ところでうちのサイトはブログベースのコーポレートサイトなのですが、某知り合いのサイトに一部を模倣されてるっぽいです。

参考にされて模倣されるのは嬉しいことだし、このサイトもそもそもネットで拾ったテンプレートをベースに加工しているので、コピーされること自体は何も問題ないのですが、本来コピーしてほしかったところ、本来コピーすべきところがコピーされてなくて残念だったりします。

例えば、実はこのサイト、フォントひとつとっても、徹底的に見やすいフォント、フォントサイズを選んでます。カラーのコントラストも重要だし、重要じゃないサブテキストは見やすい範囲で他より薄くしてます。

テキストのマージンもそう、左右上下、他の要素と同じ距離を取らないとバランスが崩れてしまいます。文字間隔もみやすさを考えて微調整してるし、カラーコードにも気を使ってるし、多すぎず少なすぎず、バランスを整えたりしてます。

全てのデザインにはそれぞれ意味があるので、表面的な要素だけでは求められるクオリティーに達しないわけです。

デザインの良し悪しとか、デザインの神みたいなものってやっぱりディテールに宿るので、ディテールまでコピーしないとダメなんです。

 

ドッグフーディングを怠るべきならず

UIでもデザインでも良いアイディアがあれば遠慮なくパクりますが、その時大事なのはドッグフーディングです。

ドッグフーディングとは「自社のサービスを制作者が徹底的に利用して、サービスの問題点とか改善点をチェックする」ようなイメージです。

「ユーザー目線で思った通りの導線で移動できるか?」とか

「スマホで見たらどうか?」とか

一旦コピーしたアイディアも自分なりにブラッシュアップしていけば、だんだんオリジナリティーがでてくるし、目的にあった要素として機能していきます。

ちゃんとやる時は、小さい要素でも1pixel単位で、徹底的に何度も何度も繰り返してドッグフーディングしていきます。

そうすると、そのうちオリジナルを超えるクオリティーになっていきます。

テンプレートはドッグフーディングでグッと良くなる

オリジナルには設計意図があります。

例えば、最近はWordPressでもBootstrapでもテンプレートでかなり良い感じのクオリティーのものがあるので、結構さくさくイケてるサイトができるんですが、そもそもテンプレートは英語がベースになっているものが多いので、日本語で使用するとイマイチフォントサイズが会ってなかったりバランスがおかしかったりします。

 

テンプレだからといって手を抜いて、コードをコピーして当てはめるだけでは全然ダメで、自分の目的用にバランスを意識する必要があるんです。

オリジナルを作業的に模倣するだけでは絶対にそこまで気がまわらないんですが、ユーザー目線で使ってみると色々気がついたりします。

 

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