儲からなくて失敗が目に見えてるプロジェクトをやるということ
当社はウェブの会社なので、ウェブサービスやアプリの相談を受けることは多々あるのですが、企画段階で失敗が予想できることも多く、辞めたほうがいいんじゃないかなと思うことが結構あったりします。
IT系のサービスって実は、マネタイズするらできなくて終わっていくことがほとんどなんですよね。でもfacebookやらLINEやら一部めちゃくちゃ成功した会社があるので、一攫千金のイメージがあって夢があるんですが、ほとんどの人は成功例しか見てなくてその他ほとんどの埋もれていった会社のことは見てないんです。
体感上ですがウェブサービスの成功例って1%に満たないと思います。
サービスを作りたい人は、自分が考えたアイディアやサービスにすごく価値があって、それを世に出せばみんな喜ぶだろうと思ってたりするんですが、みんな思ってる以上に使ってくれないです。まず知ってもらうことすら大変。その後に使い続けてもらうことも大変だし、メンテしていくことも大変。集客した後にマネタイズまで考えるとほんとうに大変な作業です。
なので、いつも最終的にお話していると、絶対に成功しないですよ と念押ししたり、作らないほうがいいんじゃないですかね? と引いてしまったりします。
でもね、最近思うことはサービス作りたい人って実は成功だけが目的じゃなかったりするような気がしてきたんですよね。
尖ったサービスを作って社会にインパクト与えたかったり、お金があるから面白いことしたいだけだったり。
クライアント側のサービスへの姿勢やモチベーション、考え方ってそれぞれだったりするので、そこまで開発者が口出しするのも違うかなぁと、
あと、儲からないサービスを赤字垂れ流しでやってて、開発者側が全然想定もしてなかったところから、つながりやきっかけができて無価値だと思ってたサービスが無価値ではなくなることもあったりします。
お客さんは開発者側より経験がなくても別の知見はあったりするので、色々試してみないとわからないこともあるなぁと考えさせられる昨今です。
ちなみに、どうせやるなら開発会社に丸投げする会社よりも、設計から一緒にやっていける会社の方が、失敗しても得れる知見が多いので良いのではないかと思ってます。
そんなわけで、失敗しそうなプロジェクトも積極的にやっていきますよっと。
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