困っている人を助ける

entershareの宿命は困っている人を助けることです。

困っている人を助ける。こう書くとなんだか偽善的に聞こえます。

でも、entershareが困っている人を助けたいのは何も人の役に立ちたいからではありません。

結果として人の役に立つことはあったとしても、役に立ちたくて助けるわけではないのです。

困っている人を助けたい理由はただ1つしかありません。

自分のためです。

情けは人のためならずファースト

「情けは人の為ならず」という言葉を一度は聞いたことがあると思います。

他者に情けをかけると(助ける)と自分に「イイこと」があるよ、ということですね。
(http://www.bunka.go.jp/pr/publish/bunkachou_geppou/2012_03/series_08/series_08.html一応リンクを張っておきます。)

つまり、自分にメリットがあることを見越して他の人を助けるわけです。

ここで大事なのはは見越すだけであって、見返りをその人に直接期待しているわけではないところです。

助けた後はその人から直接「イイもの」を貰えるかもしれません。

巡り巡って全然関係なさそうなところで「イイこと」があるかもしれません。

誰から貰えるかは重要でなく、いつか「イイこと」があると信じて愚直に助けるわけです。

助けた人に何かをせびることを前提として助けるのは「情けは人のためならずファースト」からはかけ離れたものです。

まとめると、entershareが困っている人を助けたいのは、なにか「イイこと」があるからだと信じているからです。

では、どんな「イイこと」を求めているのでしょうか。

イイことは感情を動かす

私は、人を助けた結果、イイこと・イイものがもらえると信じています。

それらはどんなものなのでしょうか。

イイこと・イイものは感情を動かすものだと思っています。

嬉しい、悲しい、楽しい、満足、etc…。

困っていた人が喜んでくれた、褒めてくれた、驚いてくれた、これらの行動がそのままイイものとなります。

困っていた人が喜んでくれたらこちらも嬉しいし、驚いてくれたら楽しい。

これらの感情の動きは、いろいろな欲求の根源にあると思っています。

他の人に認められたい、社会に役立つことをしたいなどの承認欲求も、奥底では感情の揺れが原因になるのではないでしょうか。

ここではこれ以上詳しく触れませんが、また別の記事で説明します。

とにかく、感情の揺れを体験することが今を幸せに生きるコツだと思います。

幸せは現状の満足

幸せであるとはどういうことでしょうか。

entershareでは、現状に満足することだと思っています。

生きている今を実感し、楽しむことができたらそれで幸せです。
そのためには自分の中に起こる感情の揺れを理解し、増やしていくことが大切です。

困っていなくてもいい?

entershareが幸せであるための1つの方法として、「困っている人を助ける」理由は分かってもらえたと思います。

ですが、実は見出しにあるようにその人が困っている必要はないのです。

もっと細かく言うと、困っていると感じている必要はありません。

今までと言っていることが少し矛盾していると感じるかもしれませんが、その人達からも「イイもの」をもらうことは可能です。

どういうことか説明していきます。

顕在的ニーズと潜在的ニーズ

例えば、靴を買いたいという動機について考えてみましょう。

今履いている靴がボロボロになってきてしまったから新しい靴をほしいと考える。これは顕在的ニーズです。

最近なんだか足腰が疲れやすい気がする・・・。この時点で、「そうだ、新しい靴を買おう」と思う人はいませんよね?

ですが自分では気づいてないだけで、今履いている靴が自分の足と合ってないせいだったらどうでしょうか。

この事実を知ったら新しい自分にあっている靴がほしいと考えますよね?

これが顕在的ニーズです。

言葉の定義的に、厳密には間違っていたら申し訳ありません。

ですが、なんとなく言いたいことは伝わったでしょうか。

つまり、上で書いた「困っていない」とは自分で気づいていないだけの、潜在的ニーズを持った「困っている人」のことなのです。

受託会社に頼む

顕在的ニーズと潜在的ニーズについて、仕事という面から考えてみたいと思います。

完全なニーズ

してもらいたい、したいことが明白な場合は顕在的ニーズですね。

完全な顕在的ニーズを持っている場合は受託会社に頼むのもアリでしょう。

やって欲しいことがはっきりしているため、受託会社側としても要件定義も難しくないでしょうし、納期も見通しが立てやすいと思います。

金銭のリソースで、時間と技術リソースを買うようなイメージです。

ある程度の金銭的余裕がありつつ、自分で何がして欲しいかを理解していて、時間的リソースを他で補ってもらうということですね。

逆に現状に全く問題が無いと考えている人、なぜかうまくいかないという人は潜在的ニーズを持っている可能性があります。

完全な潜在的ニーズを持った人は自分から能動的に動くことは無いため、何かのサービスに触れたり、広告を目にしたり、ヒアリングの機会があるような状況で初めて自分の潜在的ニーズに気づくことができます。

コンサルタント会社などに入ってもらうことで、気づく点などが出てくるかもしれません。

自社サービスと呼ばれるものの多くは、潜在的ニーズを持っている人がターゲットになっています。

混ざったニーズ

上では、ちょっと極端にするために「完全に」と書きました。実際にはそれぞれが少しずつ混ざったような形になっていると思います。

先程の靴の例で説明します。

今の靴がぼろぼろになって、新しい靴がほしいと思ったとしても、靴で良ければ何でもいいわけではありません。

その人の胸の奥にある理想のイメージに近いものをほしいと思っているはずです。

その人が靴に対して、どんな形で、どんな色で、どんな大きさで、どんな機能を求めているかがはっきりしているならば買い物はすぐに終わります。ですが実際には、実物を見て、履いてみないとわからないことはいっぱいあると思います。

つまり靴がほしいという「顕在的ニーズ」と、どんな靴かという「潜在的ニーズ」が合わさっているわけです。

混ざったニーズには柔軟に対応する

仕事の例に戻しましょう。

全ての欲しいものを自分で分かっているならば受託会社に丸投げしてもいいでしょう。

欲しいものが全く無いのであれば、何かが起こることを待つしかありません。

そうではなく、こんなものが欲しいと思ってはいるが、自分でも何がベストかわからない場合。

entershareが担うケースはこのように「混ざったニーズを持っている人」です。

最初に100%の要件定義もしませんし、お客さんが気づいていないニーズがあればこちらで提示します。

提案を受けたら、プロトタイプを作って最初のイメージを最低限保証する。

このような思想を受け入れて、一緒に働ける会社があれば幸せだと思います。

ちなみに仕事のイメージは「entershareの開発」を参考にしてみてください。

自社サービスへの展望

ここまでentershareが現状でできることについて書いてきました。

顕在的ニーズについて解決しつつ、潜在的ニーズを見つけたら提案していくスタイルです。

このスタイルに不満があるわけではありません。

ですが、今のままでは困っている人を見つけることにも限界があります。

顕在的ニーズの割合が大きい人しか行動として表れないからです。

ではもっとたくさんの「困っている人を助ける」ためにはどうしたらよいでしょうか。

それは潜在的ニーズを持っている人を捕まえることです。

そのためには自分たちのサービスをつくるしかありません。サービスを発信することで、実はそのサービスが必要だったということを気づかせるためです。

そこまでしてイイものを得たいのかと考えるかもしれません。

実はここまでくるとイイものよりも欲しいものが出てきてしまいます。

それについてはちょっと恥ずかしいので、隠しページで説明することにします。

まとめ

「困っている人を助ける」

entershareが困っている人を助けたいのは、あくまでentershareのためです。

そしてその過程で多くの人や会社と「人間らしい仕事」をできたら幸せだと思います。

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伊藤徹