LIGとみすず学苑の広告の共通点を抽出してみる
つかだです。
entershareに来てからマーケティングと販売に特化して活動しているため、広告が気になって仕方がなくなっています。
最近はLIGのマーケティングに興味をもち詮索しております。
中でもLIGのHPに行くと最上部に表示される背景ジャックというプランの広告がありまして、ここに使われる画像が社内デザイナーによる作品ということでかなり力作揃いで楽しいです。見てしまう。
2016年12月現在の広告は、兵庫県洲本市のふるさと納税。
堀井雄二が洲本市出身であることにちなみ、ふるさと納税をするとドラゴンクエストグッズがもらえるという企画に対する広告を出しております。
モデルさん(LIG社員?)が勇者やその他職業に扮し、手に海産物を持っているという画像です。
もらえるのはドラゴンクエストグッズで海産物では無いし、にわかには理解しがたいですが、かなりインパクトがあります。
私は「面白いなぁ。」と眺めていましたが、ふと以前に同じテンションの広告を見たデジャビュに襲われました。
みすず学苑の広告と雰囲気が似ている・・・
怒涛の英語みすず学苑。知ってます?
私が学生の頃から、インパクトの強い、理屈抜きの広告を出している予備校です。
プリンが飛んでいたり、卑弥呼とか、時にはマサイ族にまでなることで広告のインパクトを追求しています。
もう10年以上やってると思うので、効果があるのか?という点においては間違いなく効果ありと言えるでしょう。
LIGとみすず学苑の共通点
この両者の共通点は言わずもがな、インパクトが強いという点でしょう。
特に、視覚情報が「派手」であり、「謎」である点。
長くやっているからには効果が出ているんでしょう。
ただインパクトが強くて、人が見ずにはいられない広告を作れば良い。これは私も賛同できますが、じゃあこれだけ事例があるのになぜみんなやらないのかというと、企業イメージとかブランドとかがあるからですよね。
あなたの会社の広告に、何の理由もなく、唐突にマサイ族に扮した写真を登場させることができるか。
否。
目立つこと、興味深いことが第一。カッコつけたいならさらに上を目指せ!
広告は、見られない限り効果がありません。見てもらわなければどんなにいいことを書いていてもダメです。
溢れている広告の中で、異色なもの、何だこれと思わせるもの、話題になるものを作らなくてはいけません。
その点で言えば、インパクトに特化したLIGやみすず学苑は大正解です。
しかし、この事例を持ってしてもやりたく無いと感じてしまうのは、自社のイメージやブランドをぶち壊したく無い、もっとかっこよくやりたい!という点で悩むのでしょう。
その場合は、インパクトの強さを最大にしながら、自社のブランドも考慮した広告を作るという、とんでもなく難しいことに挑戦するしかありません。
何度も言いますが、目立つこと、興味深いことは大前提です。この部分では日本トップを目指すつもりでないといけません。
さらに、自社のイメージ、ブランドを追求するのであればアイディアが一気に制限されるということを念頭に置いた上で目指すべきです。
間違ってもインパクトよりも、自社イメージを優先する広告制作はしないほうがいいです。
見られなくては意味がありません。
そもそも、見てもらえないということは、自社イメージやブランドのコンセプトが弱い、ということに他なりません。
目立つコンセプト、人の興味を惹くコンセプトを考えるべきです。
ただ、目立ってさらにイメージの調整をするのは難しすぎますので、たまには、バカになって、理由無く唐突に、目立つことだけ考え、確実に認知を広げてみるのもありではないでしょうか?
それだけでもかなり難しく、かつ素晴らしい戦略ですよ。
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