何故かウェブサービスは儲かると信じてる人
東京にいると益々実感するのですが、一部のウェブサービスが成功しているからか、ウェブサービスを作れば儲かると思ってる人が多いようです。
でも実際に成功しているサービスって稀で、ほとんどは失敗です。
ほとんどの人がウェブサービスでつまずくポイントを考えてみました。
目次
技術者が集められない
今はエンジニア不足なようです。技術者を集めること自体大変です。
スタートアップでお金もないのに熱意だけで集めるのは大変なことです。
技術者の目利きができない
自分がやろとしたプロダクトを作るのに一体どんなエンジニアが必要なのか、そのエンジニアのレベルは充分なのか、最低限のことですが、成功させるには必要不可欠な能力です。
エンジニアが優秀なのかどうなのかは判断できるようになりましょう。
その分野の知見がない
業界には慣習があったりします。便利だろうと実装したアイディアが受け入れられないと爪弾きに合う場合もあるので専門分野の知見はないと色々トラブります。
スケールしたことを考えない
もし、うまくいってサービスをスケールさせる必要が出たときや、赤字でも最初からスケールさせないと成り立たないサービスの場合、
それなりのトラフィック扱うことに慣れたエンジニア必要になってきたりします。
インフラエンジニアってやつです。
例えばSNSで画像を投稿するサービスがあったとします。1ユーザーあたり平均100MBくらいの画像を投稿すると仮定したら何ユーザーに達した時、何GBのサーバーが必要になると目算が立ちます。
サーバーの予算、それを扱えるエンジニアの予算を考えてスケールさせてましょう。
そもそも予算がない
営業・広告費、給料、外注費などなど色々お金がかかります。
どこからもってくるのか?自己資金なのか融資してもらうのか、、成功例のないサービスでお金を調達するのは大変なことです。
予算感がない
ランサーズなんかでたまにある、「ぐるなびを30万で作って」みたいなやつは論外としても相場観がない人多いです。
上記のことを実行しようとした時に一体いくらいるのかくらい想定しておきましょう。
作ることに夢中になって全体の見通しを立ててないことはよくあります。
アイディアに価値があると思ってる
アイディアなんてみんなが思いつくので全く価値ないんですが、自分が思いついたアイディアは価値があると思ってる人は多いようです。
実際はアイディアを実現する過程でほとんどのアイディアはブラッシュアップの過程で無意味であるととがわかります。
根拠のないユーザーへの期待
自分が作ったものは便利でみんな使ってくれるものだと思いこんでしまう人がいます。
実際はあなたが作ったものなど誰も興味がなく、見てもらうだけでも大変です。
テストマーケティングして、実際に使ってもらえるかどんなところが便利なのか?どんなところが不便なのか事前に調査できることは多々あります。
サービスへの愛がない
金儲けのために始めたサービスだと細かい部分に気づかないので失敗します。
自分が使ってみて使いやすいか?とか実際にターゲット層が使ってみたらどうなるか?とか
実装だけするエンジニアは無関心なこともあります。
また作るのが目的になって育てる気が全くないサービスも多々あります(自分もよくやります)
まとめ
大小いろんなサービスが毎日リリースされてるわけですが、成功してるサービスはかならず努力してるしリスクもとっているし、裏側を見ずに成功例だけ見ると失敗するわけです。
んで、多分、ウェブサービスの成功例って10%もないと思うんですよね。零細の小さいの合わせると0.1%以下でしょうか。
ラーメン屋やった方が成功率高いと思うのですが、みんなウェブサービスは儲かると思ってる人が多いみたいです。
ウェブサービス運営は思ってる以上に大変ですが、面白いことも多いのでサービスを作ることに反対してるわけではないですよっと。
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